米沢の鯉(鯉の種類)

鯉の種類

学名:Cyprinus carpio (キュプリヌス・カルピオ) 硬骨魚網 コイ科 コイ目の淡水魚
コイの学名はこのようにキュプリヌス・カルピオといいますが、これは愛と多産の神様であるヴィーナスの住むサイプラスから来ていると言われています。従ってコイは多産の象徴として認められていたということでしょうか?

① 大和鯉(養殖種);食用

② 大和鯉(養殖種);鑑賞用 錦鯉

③ ドイツ鯉(養殖種で品種改良で生まれました)、カガミ鯉ともいう

特徴はウロコが数枚しかありません。全くウロコのないものをカワ鯉といいます。日本ではどちらもドイツゴイと呼ばれていますが、これらはオーストリアで作られ、1782年に発表されました。そして、我が国へは明治37年(1904年)にドイツから送られ、養殖されました。

④ その他、鯉の仲間

コイ科は魚類中で最大の科です。南アメリカ、オーストラリア、ニューギニアを除く全世界に分布していて194属2070種が知られています。日本では26属40種15亜種の仲間たちがいます。これらの魚たちはすべて淡水魚で河口や汽水域で生活するものもいますが、海には生息していません。一般には1~2対のヒゲを持つものが多いのですが、中には4対のヒゲを持つ特殊なものもいます。勿論、私たちになじみのある草魚や連魚、アオウヲのようにヒゲのないものも沢山います。日本で見ることができる鯉科の魚にはフナ、ニゴイ、オイカワ、カワムツ、タナゴ、モロコ、カマツカなどポピュラーな魚です。

⑤ 成長における呼び名

ふ化直後の仔鯉を「水仔(みずこ)」、地方によっては、「毛仔(けご)」、「はだか」等と呼ばれます。ふ化後3ヶ月もすると体長が3cmほどになりますが、その稚魚を「青仔(あおこ)」と呼びます。鯉のふ化は通常4月~6月に行われ、ふ化後半年を経過し、その年の秋から初冬に取り揚げた100g~120gに成長した鯉を「当才(とうざい)」と呼びます。「当才」を越冬させ、春を迎え再びため池に放養するものを「新仔(しんこ)」と呼びます。その後「新仔」は、秋には大きいもので500gになりますが、300gに満たないものを「泣き」、400g以上のものを「中羽(ちゅっぱ)」と呼びます。この「中羽」を越冬させ、ふたたび5月初旬から餌を与えると、10月下旬には1kg~2kgに成長します。このサイズなったものを「切鯉」とか「食用大物鯉」と呼びます。このように鯉は、ブリのように成長によって名前が変わるポピュラーな出世魚ではありませんが、我々の業界では成長とともにいろんな呼び名に変わってゆく魚なのです。

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